祝 八女市長 簑原悠太朗氏
11月10日に行われた福岡県八女市長選挙で簑原悠太朗氏が初当選しました。
簑原氏は34才。九州最年少の若さです。ここで思い出されるのが野田国義氏です。1993年に当時34才だった野田氏は全国最年少で八女市長に初当選しました。八女という土地柄は歴史や伝統を重んじ、古いしきたりが残る一方、若い市長を生み出すという新しいエネルギーを持った地域なのかもしれません。
簑原氏は幼少期に家族と3年間、山村留学1年で計4年間、八女市星野村に滞在しており、当時「将来村長になる」との夢を抱いたそうで、高校生時代も星野川で渓流釣りを楽しんだそうですが、北大獣医学部の在学中の豪雨災害ではボランティアで茶畑の復旧を手伝ったそうです。
経産省ではエネルギー政策に携わり、オランダに留学しては地域政策を学んだそうで、今回最年少による初当選は、まさに満を持して登場した八女地域の希望と言えるでしょう。
かくいう我々WoodWayの代表の江良は、星野村に生まれ育ち、豪雨災害を機に九州でいちはやく環境に良い森林作業道作りを学んで林業塾を開き、ゼロからスタートするレベルアップ研修やインターンシップ制度を創設するなど、新しいやり方に果敢に取り組んできました。
大規模皆伐しては災害に見舞われやすくなった山、高齢化する林業者、若年者が離れていく林業の仕組み、こういった深刻な問題に我々は直面しています。何が正解なのかを模索する中で、現在我々ができることを考え抜き、到達したのが環境保全型林業というやり方です。
これから、新市長となった簑原氏が八女の山を子孫に自慢できるように、新しいエネルギーで賢明な指導力を発揮していただけるよう、大いに期待をしております。
環境保全型林業 woodway
